こんにちは、クマです。
今日のお題はなにかなー?
こんにちは、〇×△じゃ。
今日は薬局ごとの支払いの違いについてじゃな!
ちと、難しいかもしれないからしっかりと聞くのじゃぞ!
処方箋調剤の値段についての説明
同じお薬をもらっても薬局によって値段がそこそこ違ったけど、どうして?
国で薬の値段が決められてるって聞いたことあるけど・・・
なるほど、確かに全く同じ薬でも薬をもらう薬局によっては値段が安かったり、高かったりするんじゃな。
まずは皆が薬局からもらう保険調剤医薬品の値段から説明するから聞いてもらおうかの
まず、後発医薬品を説明したコラムで保険調剤医薬品は薬価と技術料に大きく分かれると説明したのは覚えとるかの?
言われて、思い出しました!
そういえば、そんなお話されてましたね。
そうじゃ!
ここでいう薬価は公定価格なので、日本全国一律の値段なんじゃ
冒頭の国で薬の値段を決めてるってのはこのことじゃの
なるほど、そういうことなら確かに日本全国同じと言えなくはないですね。
じゃあ同じ処方箋なら、どこの薬局に行ってもこの薬価の部分は同じで技術料で変わってくるから、値段が違うということなの?
そうじゃの、厳密にいうと薬価の部分も薬局毎に同じ薬でも使うメーカーによって値段が違うということもあるけど、今回は同じ薬で同じメーカーとすると薬価の部分は同じということで間違いはないぞい。
じゃあその技術料?の部分ですごく差があるの?
なんかえらい差があったこともあるけど、なんでなん?
薬局毎に技術料に違いがあるのは確かじゃが、値段にかなりの差を感じたとしたら、それは薬価の部分が影響しとるのじゃよ。
なんか分からなくなってきた。薬価は日本全国同じって話だったやん!
そうじゃの、薬価は日本全国同じじゃの。
したら例として、Aという薬の薬価が10万円で1日1回朝食後に飲み30日分といったケースと、Bという薬の薬価が100円で飲み方も日数も同じなら、技術料は同じ薬局でもらうならAもBも同じなのじゃよ。
つまりどういうこと?
Aの技術料が2000円ならBの技術料も2000円ってことじゃ
そうするとAの薬代が10万2000円で、Bの薬代が2100円ということになるんじゃ。ここまで分かるかのう?
なんとなく分かるけど、Bの場合はほとんど手数料やん!
薬価が安い薬だとそうなるんじゃ。なんじゃかのー。
そして上の薬局がα薬局として、今回のケースで技術料が2800円のβ薬局で薬をもらった場合はAのお薬代が10万2800円でBのお薬代が2900円となる。
どっちも800円高くなってるけど、Bの方がすごく高くなった気がするじゃろ?
たしかに!
それにしても技術料高いなー、なんとかならんの?
αとβの薬局選びぐらいしか患者側の対策は無いかのう。まあワシが知る限りはじゃが
でもこの技術料はいろいろ込みじゃから、我慢するしかないんじゃよ。
いろいろ込み?
たとえば消費税だとか、薬を弄ってもらった時の手間だとか、紙代とか、薬の説明やら管理やらの人件費とかじゃな。
ちなみに知らない人も多いけど、病院やら薬局は点数というので患者へのお代を計算していて、1点10円で計算される
そして、この点数は消費税がかからないから、業者から薬やら備品やら仕入れても病院や薬局は消費税を回収できないんじゃよ。
え?病院や薬局が消費税を払ってるの?
普通の小売りだと最終の消費者が負担するから、消費税なのだけど病院や薬局は業者に消費税払うけど、患者から消費税を回収できないから、払ってるといえるの。
それもあって込みこみじゃ!
調剤技術料について
じゃあそろそろ技術料の違いを教えて!
うむ、任せるのじゃ!
技術料が薬局毎に違ってくるのは基本的には調剤基本料が薬局毎に違うからじゃ。
調剤基本料は基本料の部分と加算の部分があり、まずは下記の点数表のように違ってくるのじゃ
※技術料は2年に1回改訂があります。
※今回は減算分は考慮しないとして、調剤基本料の1~3の比較です。
調剤基本料が16~42点と点数に違いがあるのが分かるじゃろ?
この調剤基本料1~3で決まるのじゃ、ちなみに〇×△薬局のような小規模薬局やと、調剤基本料1で42点になるのう。
先生の薬局は割高?
そうじゃのー、この段階ではそう思うのー。
ちなみに個人病院前の薬局は規模が小さいケースが多いから、この基本料1のケースが多いのー
一方で大病院前の薬局は規模が大きいから、基本料は1以外のケースが多いかのう
続いて基本料の加算の部分を見てみようかのう。
※連携強化加算、後発医薬品減算は考えないものとしてます。
まずは赤い〇が地域支援体制加算で、薬局が在宅したりかかりつけしたりを評価する制度で、人員が豊富な大手の方が算定してる可能性は高いと思うのう。
そして青い〇が後発医薬品体制加算でこれは大手も個人も関係なく、ジェネリックをよく使ってる薬局が評価されて、点数をとるといったものじゃ。
たしか、後発医薬品のコラムで少しだけ話をしたのー
ちなみに先生の薬局はどうなの?
ワシの〇×△薬局か?
後発医薬品体制加算が2で地域支援体制加算は未算定じゃの。
じゃから、〇×△薬局の調剤基本料は基本料1(42点)+後発医薬品体制加算2(28点)ということになり、基本料の部分だけで700円(70点)じゃな。
ちなみにこの700円を患者様がまるまる払うのではなく当然、3割分だけじゃな。
安いのか高いのか分からん。
上記二つの表ををもとに計算すると、一番高い薬局で1190円(119点)で一番安い薬局で160円(16点)ということになり、同じ薬をもらうにしても1000円以上違い、自己負担分でも300円以上違うということになるのじゃ!
まあ実際はここまで差がつくことはあまり無いし、薬局選びは値段だけでなく複合的に考えて選んだらええと思うのじゃ。
ちなみにこの基本料など各薬局の情報は薬局機能情報提供制度っていうのがあるから、簡単にインターネットで調べられるのじゃよ!
当薬局は基本料の部分は店舗情報に掲載しているので、そちらから確認してほしいのじゃ!
それじゃあ今回はこのあたりで終わりじゃが、分かったかのー?
よく分かりました!
ありがとうございました!
ほなまた次回にの!
今回のコラムは役にたったかの?
まあまあでしたよ
偉そうじゃの(笑)
またネタを考えるから、疑問があったら言うんじゃぞ!
〇×△薬局の調剤基本料は店舗情報から確認できます!
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